中国のおばちゃん
ガーナでとても気に入っていた中華料理のお店がなくなってしまった。
ガーナに中華料理店はいくつもあるし、どこもだいたいおいしいのだが、
我が家では、おばちゃん二人で切り盛りしているこのお店ばかりに足が向いた。

店は古くて、きれいとは言えなくて、蚊もたくさん飛んでいた。
私たちが席に着くと、おばちゃんは蚊取り線香を
そろそろと持ってきて、テーブルの下に置いてくれた。
きれいじゃないといっても、汚いわけではなかった。
壁にひびが入っていたり、窓ガラスが割れたままになっていたり、
電気が薄暗かったり、壁際には物置みたいにいろいろと積み重ねられていたり、
つまりメンテナンスと装飾の不足だ。

それでもおばちゃん二人は、のんびりとにこにこしていて
おばちゃんの家にいるみたいに居心地がよかった。
その日にできる料理はいつも限られていたが、
どれもおいしくて、満腹食べても胃にもたれることもなかった。

kosyuhanten2.jpg

おばちゃんたちは二人とも、中国語しか話さず、
私たちは英語で書かれたメニューを指差して、
その日「ある」か「ない」か確かめた後は
「ハオチー(おいしい)!」と「謝謝」と「再見」しか会話ができない。
私たちの食べる様子や表情をおばちゃんたちは汲み取ってくれて、
ずいぶんと笑顔は交わしていたが、
やはり言葉が通じないというのはとても残念だった。

はるばる西アフリカのガーナにどうして辿り着いたのか、
全く英語を話せずガーナで苦労したことはなかったか、
休みの日はどんな風にすごしていたのか、
ガーナで何が楽しかったか。
何でもいい、おばちゃんたちの物語に触れてみたかった。

おばちゃんたち、中国で元気かな。

14087227.jpg



Posted by 船長
category:人   系
comment(0)    trackback(0)

comment
comment posting














 

trackback URL
http://hyoryusencho.blog25.fc2.com/tb.php/433-862becd5
trackback