ラルビさん
「家具を買いたい時は、彼に頼むといい」
ガーナに来る前に知人からラルビさんを紹介された。
必要な家具はあまりなかったが、娘のベッドが足りなかったので
もらった連絡先に電話を入れてみた。

ガーナには家具を作る職人は多く、道端の青空家具屋もよく見る光景だ。
規定があるのかほぼ同じデザインで、品質もよいとはいえない。
まぁ、2,3年ならいいか、と割り切って使うには便利であるが。

そんなわけで、正直なところラルビさんにもそれほど期待はしていなかった。
住んでいる所も遠くて実物も見れず、やりとりはメールだった。
送られて来たサンプル写真の一つを選び
頭の部分は、物が置ける棚の形にしてほしいと
娘の書いた鉛筆画を添付して返信をした。

1ヶ月後、ラルビさんから完成したとメールが入り、
工房があるタコラディから車で8時間かけて運んで来てくれた。  
「朝4時に出たんだけど、時間がかかっちゃったね」
初めて会ったラルビさんは、疲れも見せずににこやかにそう言った。

娘の鉛筆画がきれいに立体になって目の前にあった。
出来上がったベッドは誠実に愛情こめて作られたのが一目で分かる。
細部にわたって丁寧に仕上げてあって、
私は無意識に手でベッドをなでていた。

13111473.jpg

仕事(作品)に人柄が出るとはこういうことなのか。
美しい仕事とはこういうことなんだ。

13111472.jpg

Posted by 船長
category:人   系
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