赤い帽子
5月27日の朝。
博士と二人で家を出た。
ずいぶんと余裕を持って出発したのに車がすいすい走る。
鞄に本を入れてくればよかった、と思った直後
道を曲がると突然車が進まなくなった。
あと2キロなのに。

車の脇でのんびりと草を食むヤギ。
所々にある簡単な木のテーブルだけの店。
反対車線には日本の中古車。
車から車へと視線をかえながら颯爽と歩く物売りの人たち。
毎朝娘はこの道を
どんなことを感じながら通りすぎているのだろう。

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車窓からの眺めは飽きないとはいえ、
そろそろ動いてもらわないと困る。
9時開始に間に合わない。
9時には始まらないだろうけど
そわそわして車の中で足踏みしてしまう。

2分前に到着。音楽が聞こえる。
車を降りて博士と走った。
空いている椅子に座り、すべりこみセーフ。

9時、卒業生入場。
前日に髪型を決め、服と靴下、靴を用意して寝た娘。
赤い卒業の帽子をかぶって前をむいて
私たちの横を歩いていった。

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ピンクの靴下の男の子
6時半。
スクールバスを見送る時によく会う
ピンクの靴下の男の子。

いつも学校で売るというゆで卵
私にも2個ちょうだい。

1個70セディ。
2個で50円くらい。

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お母さんの顔も浮かんでくる。
まだあったかい塩ゆで卵。



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カカオの実
カカオの実。
どんな形でどんな大きさか。
カカオの実。
どんなふうに木についているか。

何となく、知ってるつもりだった。
どこかで見たことがあるような気さえしていた私。

ガーナに来てまもない頃、訪問先の庭にあった
実物のカカオを目にしてビックリ。

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わわわ、幹に直接
ドカッドカッと実がついている!

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     種の周りの果肉はマンゴスチンみたいな味。

知っているつもりに注意であるよ、私よ。

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なくなればなくなる
「毎日、何を食べてるの?」
これはよく聞かれる質問だ。
「ご飯を炊いて、みそ汁を作ってます。」
それに何かそのとき手に入るものでおかずをプラス。

お米は手に入る。
タイ米などの長粒米ならどこでも買える。
ガーナ人も(人にもよるが)わりとお米は食べるのだ。
トマトペーストと唐辛子で炊き込んだ「ジョロフライス」という
赤く辛いごはんやフライドライス(炒飯)が一般的。
これにフライドチキンを合わせると
ちょっと豪華な昼食となる。

ガーナに到着した頃は、
我が家もしばらく長粒米を食べていた。
近場で売っているお米は長粒米だったし
隣町まで行けば買えると言われた粘り気のある米が
品切れだったのだ。

あるときはあるけど、なくなればなくなる。
次にいつ入荷するかはわからないので
ここでは、「あるとき」に多めに買うのが鉄則である。

強力粉がなくなってずいぶん経つ。
スーパーの強力粉の棚は空っぽのまま。
うちの強力粉も底をついてしまい
旅行先のナミビアで買ってきた。

使いやすさを考えると
小袋がよかったんだけど
贅沢は言いません、2.5キロを2袋。
しばらくは安心。

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カクム国立公園
去年イスラエルからカリアが遊びにきてくれた時に
カクム国立公園へ一緒に行った。

1990年に森林生態系保全のために設立されたという
熱帯雨林の国立公園。
園内には、絶滅危惧種の動物や様々な鳥や蝶がいるらしいが、
このカクム国立公園の目玉はなんといっても「吊り橋」だ。

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     吊り橋まではしばらく歩く。途中の休憩所。

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     ちょっと分かりにくいが、上の方に吊り橋が。

木の上に7本もの吊り橋が渡してあり、
熱帯雨林の上をぐるりを歩けるようになっている。

その長さ330メートル。
その高さは50メートル!(一番高いところ。Wikipediaより)

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足元はわりに狭く、
渡してある木がところどころ欠けていたりして
視線を落とすと、下まで見えて怖い。
吊り橋の揺れにも敏感になってしまう。

想像力をできるだけオフにして
遠くを見渡すといい。
ゆったりゆらゆら揺れながら
笑っちゃうくらいの高さで熱帯雨林の上を歩いている
珍しさとハイテンションを楽しむに限る。

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ドキドキも気持ちいい。

Posted by 船長
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ラルビさん
「家具を買いたい時は、彼に頼むといい」
ガーナに来る前に知人からラルビさんを紹介された。
必要な家具はあまりなかったが、娘のベッドが足りなかったので
もらった連絡先に電話を入れてみた。

ガーナには家具を作る職人は多く、道端の青空家具屋もよく見る光景だ。
規定があるのかほぼ同じデザインで、品質もよいとはいえない。
まぁ、2,3年ならいいか、と割り切って使うには便利であるが。

そんなわけで、正直なところラルビさんにもそれほど期待はしていなかった。
住んでいる所も遠くて実物も見れず、やりとりはメールだった。
送られて来たサンプル写真の一つを選び
頭の部分は、物が置ける棚の形にしてほしいと
娘の書いた鉛筆画を添付して返信をした。

1ヶ月後、ラルビさんから完成したとメールが入り、
工房があるタコラディから車で8時間かけて運んで来てくれた。  
「朝4時に出たんだけど、時間がかかっちゃったね」
初めて会ったラルビさんは、疲れも見せずににこやかにそう言った。

娘の鉛筆画がきれいに立体になって目の前にあった。
出来上がったベッドは誠実に愛情こめて作られたのが一目で分かる。
細部にわたって丁寧に仕上げてあって、
私は無意識に手でベッドをなでていた。

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仕事(作品)に人柄が出るとはこういうことなのか。
美しい仕事とはこういうことなんだ。

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Posted by 船長
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