猫の手になりきれず
トントントントントントンシャクッ ・・・・ 

先週、またやった。

我が家の包丁は、時々博士が研いだり、
研いでもらいにいったりしてくれるので、よく切れる。

この指と爪のセット。
前回も前々回もほとんど全く同じ位置。
我ながら情けない。

半端にはげた爪がどこかに引っ掛かったりすると
ぎゃっと飛び上がることになるため、しばらくの間
ガーゼとテープは手放せない。
「あれ、どうしたの? また同じところ。」 と
娘にも、日本語を教えているエミリーにも
海の友達のお父さんやお母さんにも言われ
あぁ、痛みをくりかえす自分が恥ずかしい。

yubi.jpg
      「猫の手にしないと危ないよ」博士によく言われてた。
        親指だけうっかり伸びてしまう。


包丁よ、最近どうして私を切るんだい?
心の中で、そんなことをつぶやいてみる。
そして、ふっと思いあたる。
何かこういう「対話」が足りなかったんじゃないか、なんて。

10年の付き合いとなるこの包丁と私、
故郷も同じこの包丁と私、
包丁を握りながら、大体いつもあわてていたり、
他のことを考えてばかりいたなぁ。

これからは気持ちを散らさず、
もっとのんびりとじっくりと包丁と過ごそう。
なるべくそうしよう。


Posted by 船長
category:徒然  系
comment(4)    trackback(0)

ドラマの授業
海の時間表を見ると、
へぇ、こんなのあるんだ、という授業がいくつかある。

例えば、1年生のときは「交通安全」という授業があったり、
隔週で「ヨガ」と「体の表現」というのもあった。

2年生の今は、「旧約聖書」が週に4時間もあるし、
「祝祭」というユダヤ教の祝祭を学ぶものも毎週ある。
「交通安全」は今年もしっかり毎週1時間、
他には隔週で「ドラマ」と「体の表現」がある。

クラスの半々ずつが毎週交代で学ぶ「ドラマ」と
「体の表現」が、面白そうだ。
体の表現では、体を使って、感情を表したり、
ハヌキヤーになったり椅子になったりするそうだ。
公立の普通校なのに、ちょっとそこだけ聞くとまるで
演劇学校みたいだ。
でも、その代わり2年生では図工みたいな授業はない。
つまり「アート」の拾い方が違うだけなのだろう。


ドラマの授業、
この前はある話の一場面みたいなものをやったらしい。
オリビア、弟、お母さん、お父さん、犬、人形。
一人ひとりの子どもがそれぞれやりたい役をやる。
重複してもかまわない。
そしてそれぞれ分担して、みんなの前で
その役になりきってセリフを言ったようだ。

海は何をやったのかというと
「海だけは、やりたくないっていったんだよ。」
「みんなの前で違う声で話したりするのは
  恥ずかしくて嫌だったんだよ。そう言った。」

海の言い分も聞き入れられた。

恥ずかしがり屋の海であるが、恥ずかしがり屋であることと
自分の気持ちを伝えられないことは違う。
小さいときから、自分の意見を伝えることが
とても重視される社会なのである。


Posted by 船長
category:娘   系
comment(0)    trackback(0)

4年ぶりに
「サンタさんに手紙を書こうかなぁ。」

4年ぶりの手紙は、簡単な自己紹介の後に
「バービーが欲しいので、ありがとうございます」
と結ばれていた。

人形が大好きな海。
初めて買ったリカちゃん、
その1年後に買ったリカちゃん、
旅行先で買ったバービー、
この人形3人と何時間でも飽きずに遊ぶ姿に
子ども時代、人形に興味がなかった私は
最初は本当にびっくりしたものだ。

半年ほど前に、ベビーシッターのエミリーから
小さい頃遊んでいたバービーをそっくり譲り受け、
一気に男も子どももいる大所帯となった。

さらにバービーマニアの友達カリアから
もう要らない、という人形をもらったりして
最近になって、また人形の数が増えていた。

そこにきて「バービーが欲しいので」 と・・・
うーん。
サンタは考える。 

別のものがいいんじゃないかと海にアドバイスをしたが、
他に欲しいものはない、という。

うーむ。

サンタが迷っている間に、
気づいたらクリスマスを過ぎてしまった。

海のクラスの子ども達はみなユダヤ教徒、
クリスマスもサンタも話題に上がらないようで、
海はクリスマスがいつなのかよく知らない。
クリスマスの朝にわくわくソワソワして待っていなくて
サンタは小さくほっとした。

しかし、クリスマス後に日本人の友達たちに
「サンタさんから何をもらった?」と何度か聞かれた海。
その場で何も言わなかったが、家で私につぶやいた。
「海のところに来なかったよね、サンタ」
ちょっとかわいそうだったなという思いを胸に、
心をこめて海と話した。
サンタの気持ちについて。


先日、海は8歳になった。
誕生日のプレゼントに選んだのは、
バービーと人形用ドレスのセットだった。



Posted by 船長
category:娘   系
comment(0)    trackback(0)

身近なクラシック
年末、イスラエル第3の都市ハイファに行ってきた。
海のピアノの先生が、ハイファのオーケストラと
演奏したのだ。

ハイファ劇場はほぼ満席。
年配の人たちが多い。
週末の午前中、オーケストラの演奏を聴きに劇場に出かける。
公民館にでも集まるような気楽な雰囲気で、
劇場で生の演奏を楽しそうに聴いている。

値段も安いので、ほんと気軽に本物の音に触れられるのだ。
クラシックもジャズも敷居がとても低くていい。

IMG_4926.jpg

今までのコンサートより、
バティアが少し緊張しているように見えて
私までどきどきして指に力が入ってしまう。

きりっとした緊張感の中、バティアの軽やかな
そして切れのいい音が会場を包んだ。
終わった後のやりきった顔が心に残った。

昨夜は、日本人バイオリニストとチェリスト、
そしてイスラエル人ピアニストによる演奏を
聴きに行った。
ぐいぐい曲に引き込まれるような演奏で、
迫力があって、気づいたら前のめりになっていた。
クラシックに一歩近づけた感触があった。
クラシックもいいなぁ。
クラシックもぐっとくるなぁ。


今週金曜日は海のピアノの発表会。
気持ちをのせて練習中だ。




Posted by 船長
category:徒然  系
comment(0)    trackback(0)

2012年
あけましておめでとうございます。

昨年の写真を見ながら、そうか、これも去年か
そうだ、こんなこともあった、と
過ぎ去った月日の早さに驚くと同時に
1年というのは、けっこう長いものだとも感じる。

そう、あっという間だけど、本当はあっという間じゃない。

あっという間じゃないその残りのイスラエル生活を
家族3人で元気に悔いのないように過ごしていきたい。

いつも周りにいてくれてありがとう。
みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。


逆立ち01
      今年の目標の一つ、逆立ち練習中。

Posted by 船長
category:徒然  系
comment(0)    trackback(0)

| HOME |