61歳
「今日は誰の誕生日だったでしょ~うか?」
幼稚園の帰り道、自転車の後ろの座席からの言葉。

「ケーキも食べたよ。だって誕生日だもんね。
 ほらほら、よーく考えて。ヒントは青と白だよ。」
 
その日はクラスの全員が、青と白の服で登園。

「あのね、61歳なんだよ。」

イスラエルも団塊の世代なのである。
    (独立記念日、今年は4月29日)

国旗by
       (右) 粘土を指でクィクィと伸ばして 
       (左) 紙をくるくる丸めて貼り付け

Posted by 船長
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おくりびと
遅ればせながら、「おくりびと」を観てきた。
笑って笑って泣いて笑って泣いてきた。

映画を観終えて強く感じたことは、
いいなぁ、台詞が少なくていいなぁ、
そんなこと。
ここ数日、1950年前後の古~い洋画をたてつづけに
観ていたせいもあるかもしれない。
昔の洋画は、なんたってよくしゃべる。
画面に映っている間、延々としゃべっている。
(海外で小津安二郎がエキゾチックだとウケルわけだ)
スクリーンを見つめながら、台詞の間(ま)、言わず
して伝えるやりとりに、静かに拍手を送っていた。

おくりびと

下についていた字幕はヘブライ語と英語。
時々、英語の字幕に目をやると、恐ろしくシンプルな
英語でびっくりした。
具体的な台詞はもう忘れてしまったけれど、
村上春樹の文体を、取扱説明書にしたみたい、
それくらいの違いがある。
字幕で映画を観るってそういうことなのだなぁ。
お味噌汁の具は分かるけど、ダシの味や味噌の良し悪し
までは分かりきれないような。

そういえば、以前、カナダ人の友達にウディ・アレンの
映画が好きだと話したら
「字幕で彼の映画が分かるわけがない」
と言われたことがある。
今なら、悔しいけど、ある程度は同意できる。
確かにそうなんだろう。
でもまぁ、それはそれ。分かる部分でありったけ映画を
感じて楽しむことはできるはずだ。

とにもかくにも、外国にいながら、映画館で母国の映画を
観るっていうのは、嬉しいもんです。

おくりびと2


Posted by 船長
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サイレン
しばらく休んでいたウルパンに、また昨日から通い始めた。
新しいクラスの先生、パンチがあって声も身振りも大きく、
表情豊か。楽しそうに、教えてくれるのもありがたい。
このクラス、いいぞいいぞ。

8時15分に始まり、10時になると30分間の休憩がある。
休憩時間は新鮮な空気と程よい太陽の光(これからどんどん
暑くなる)を求めて、ほとんどの生徒が外に出る。
私はだいたいいつも、近くの生ジュース屋さんへ向かう。
野菜と果物、どんな組み合わせでもオーダーで
作ってくれる。牛乳でシェイクにしてもいい。
私のお気に入りは、たっぷりの人参にオレンジを加えて、
生姜をちょっと。
先週辺りから、日中暑くなってきたので、この絞りたては
たまらない。

さて、今日もジュースを買い外に出て、前の通りに差し
掛かったところで、突然サイレンが鳴りだした。
でも、サイレンによくある耳障りな音ではなく、優しいと
言うか静かな音だな、と思っていると、通りを歩いている人、
道を走っている車、バスなど全部ストップ。
いきなり非日常的な光景が目の前に現れた。
動くものすべてが止まり、聞こえるのはサイレンの音だけ。

10時に始まり2分間。

今日はホロコースト記念日。だからだ。
サイレンのことは知らなかった。

その突然訪れた2分間、
ただただ純粋にサイレンに耳を傾け、音を受けとめた。
その波動が体の中で、音もなく広がっていく。

時計の針が止まって、ぐるぐると時が戻っていくような感覚に
陥った、ストップモーションの街での、長く重く静かな2分。
黙祷する人々が、ゆらめいて見えた。

ホロコーストキャンドル2
              ウルパンの入り口脇に

ホロコーストキャンドル
      6本のキャンドルは600万人の犠牲者を象徴


Posted by 船長
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ペサハが過ぎて数日。
あっ、そういえば、というものを思い出した。
一つの箱である。

幼稚園では、ユダヤ教の祭日がある度に、その由来や
風習を先生が教えてくれる。
毎週金曜日のシャバットに入る儀式もそうだが、
我が家では海しか知らないことがいろいろある。
そしてそれはどんどん増える一方だ。

娘以外全員がユダヤ教徒という環境で、ユダヤ教の
英才教育(!?)を受けている海は、
イスラエル滞在6年でヘブライ語ぺらぺらの博士より、
若干5歳にして「生のユダヤ教」指数はかなり高いのだ。

3月中旬、ペサハで使う空き箱を用意するようにいわれ、
箱を持っていった。
それからまもなく、海はひどい風邪をひいたため
登園できない日が続いていた。

ペサハ休みに入る前、半日だけ幼稚園で過ごした病み
上がりの海。
帰りに先生から一つの箱を渡された。

ペサハ箱1
          「ペサハ箱」
ペサハ箱3

ペサハ箱4
      ワイン、くるみの下はパンの代わりに食べるマツァー、
      赤ちゃんモーセの歌、謎の地図のようなもの

モーセ モーセ

海にもよく分からない、
未知の箱がここにある。

Posted by 船長
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ペサハ終了
今日の日没でペサハが終わった。

売っちゃダメダメもひとまず見納め。
   
(我が家から一番近いスーパーにて)
reines07.jpg
     ダメダメには新聞で覆い
  
reines06.jpg
     普通のクッキーたち、ダメ    
  
reines02.jpg   
     ペサハ用ケーキ (片栗粉やココナッツ多用)
  
reines04.jpg
    小麦粉使用の冷凍食品


ペサハの風習を守っていたわけではないけれど、
夜空を眺めながら、
さぁ、今夜は心おきなく、ビールで乾杯!


Posted by 船長
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ペサハ
イスラエルはただいまペサハ(過越し祭)中。

幼稚園や学校は2週間ほど休みになり、職場も飛び石で
祝日がある。日本の春休みとGWを合体させたような
期間だ。

しかし、聖書に由来するイスラエルの祝日(ペサハは
出エジプト記にまつわる)は、他の祝日同様、
ペサハ特有の習慣や決まりがある。

ペサハ期間(今年は8日から15日の日没まで)中には、
食べてはいけないものがいろいろある。
その代表は、麦製品とイースト。
パンもビールもダメ。食べるのも売るのもダメ。

マクドナルドでは、ペサハ中はパンの変わりにグルテン
みたいなものから作った物で肉を挟んでいる。
ソフトクリームはOKだけど、下のコーンはダメなので、
下はプラスチックのカップ。

ソフトクリーム

私たちは、ペサハ期間の少し前に、ホテルに宿泊したのだが、
ホテル内から麦などを一掃するため、すでにダメダメ遵守していた。

立て札
     パン製品を持ち込まないで、とホテル入り口にお願いの立て札。

朝食マツァー
         朝食にもパンはなし。代わりの「マツァー」。

出せるものが非常に限られてしまうためか、ホテル内の
レストランも営業していなかった。

ホテルレストラン

食欲

食欲も一休み。

Posted by 船長
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「あと何日」
イスラエルに来て、何度目か。
海がまたもや高熱の風邪にやられている。

日曜日の夜から全身カッカッとほてり出し、木曜日まで
毎日39度以上の熱に苦しまされた。
座薬も効かず、熱はほとんど下がらない。
熱が下がらないから、つらくて眠れず、明け方になって
ようやく力尽きて眠り始める。
これの繰り返し。
睡眠時間は足りず、食欲も落ち込み、弱った体では
風邪菌に対抗できない。

昼間は少し熱が下がるため、あまり苦しくはなくなる分、
動き回れない退屈に気づき始める。
窓から青空を眺めながら、来る日も来る日も2人で
トランプをして過ごした。
海のトランプさばきは上達し、紙製のトランプはかなり
年季が入り、私はキングやクィーンの顔を一人一人
見分けられるようになった。

週明けには国内小旅行も予定しているため、昨日、
もう一度診察を受け、別の薬を処方してもらった。

シロップ
        刺すんじゃなく、飲むんです。

少しでも早く治りますように。

スケジュール帳に記し、指折り数えて待っていた
日本からの初ゲストが、今夜我が家にやってくる!

ばんばんじんじん


Posted by 船長
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駐車
テルアビブ市内は、慢性的な駐車場不足。
地下鉄がないので、移動手段は地上のみ、
どうしても車が多くなる。

それで、道路の両側が駐車スペースとして
使われているところが多い。

縦列駐車
             
テルアビブでは、縦列駐車ができないとやって
いけないのだ。
(時々、歩道に前から思いっきり乗り上げている
「横列」駐車も目にする。)

バンパーはちょっとぶつけたり擦ったりしても
いいもの、というかむしろ、そのためのもの、
である。なるほど。

縦列駐車2  
      出る時は前後にぶつけてスペースを確保しながら。
      バンパー、傷つくわけです。

駐車するのに必要なもの。
サササッと一回でスマートに縦列駐車ができる
正確さか、
後ろの車たちを待たせながら、そして時には
クラクションをビービー鳴らされながらも、
時間をかけて悠然と駐車できる図太さか。

どちらが早道か。


Posted by 船長
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