でこぼこ車で思い出す
『やってしまった・・・』
ふじふじ車

仲のいい友だちのブログで、痛~い思いがつづら
れていた。まだ新しい車だし、わが車に置き換えれば、
その気持ちはよく分かる。
『すぐに修理したいところなんだけど、時間がなく
痛々しいまま。すまぬ!』でブログは締められていた。
少し前の事なので、きっともう傷は消えていることだろう。

ここイスラエルにいると、
(他の多くの国でもそうだと思うが)
車の傷には非常に鈍感になる。
ちょっとした傷や凹みはあったり前。

中には、バックミラーがガムテープで留められていたり、
留めていたのが取れたのか、バックミラーがなかったり。
ドアが一枚だけ色が違ったり。
そんなの気にしない。
別の国だったけど、窓ガラスがきれいだなぁ、と思ったら
ガラスがなかったこともある。
それでもみんな、堂々と走っている。

でこぼこ車

おぉ~、そうか、車の仕事は走ることなんだ。
そうだった、そうだった。
車の役割の原点を思い出し、ついでに自分自身についても
見直すきっかけになったりもする。

いつの間にか、自分の周りにコテコテといろんなものが
くっついて、それらに気持ちがずるずると持っていか
れていたりする。
「自分の中での大事なこと」が埋もれて、あらぬ方向へ
遠く離れた自分に、ハッと気づかされるのだ。

ハイ、すきっと リセット。

Posted by 船長
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部屋の中に緑があるっていいもんだ。
私の実家では、母の育てる植物たちが賑やかだった。
庭の花たちも、玄関や居間に置かれた緑たちも、
半ジャングル化していたサンルームの彼らも
みな元気にのびのびとしていた。

イメージはいつも、そのたくましく楽しげな実家の
植物たちなのだが、いかんせん私がやるとうまくいかない。
一応、育て方なんぞをちらりと調べて、愛情を込めて
臨むんだけど、なんでだろう、すくすく育っていかない。
悲しい姿になってしまうことが多すぎる。

いろいろと問題と原因があるはずだが、過去の失敗を
思い起こすと、どうも「気にかけすぎ」が最大理由の
一つじゃないか、と気づいた。
過保護とはちょっと違う、過観察。

毎日、植物たちの様子を観察する。じぃ~と見つめている。
そして、心の耳を澄ましている。
すると、時々聞こえてくる、彼らの声。
『今日は水はいらないよ』
『葉っぱが多すぎて風通しが悪くなっちゃったよ』
そうかそうか、よしよし、とうなづく日々だったが、
空耳であったことも多かったのだろう、きっと。 
反省。

現在、我が家に仲間入りしているのは、
オリーブとオリヅルラン、そしてミントと海が貰って
きた名も知らぬ花。

オリヅルラン

オリヅルラン。これは目に入るたびに気分がいい。
ほぼ初めてじゃないかな、こんなに無邪気に勢いよく
成長していく子。
もう少ししたら株分けにも初挑戦。どきどき。

オリヅルラン成長

せっかくイスラエルにいるんだから、と買い求めた
オリーブの小木。
olive.jpg

乾燥気味に育てるのがいいはずだ、と水をやりたい
ところをグッと我慢して過ごしていたところ、
冬に入り、はらりはらりと葉が落ち始めた。
植物屋のおじさんによると、一度スッカリ乾燥して
しまったかららしい。
olive2.jpg ごめん。

しかし、今は何とか復活してきて新たな葉も生えてきた。
鮮やかなこのかわいい黄緑が、あぁ眩しい!

olive成長

春到来。


Posted by 船長
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双子
イスラエル、双子が多い。

身近な例を挙げてみよう。
15人しかいない海の幼稚園のクラスで、
特に海が仲良しな女の子はミカとエリアナ。
そのエリアナは双子だ。
そして、ミカは双子ではないけれど、ミカには
1歳の双子の妹たちがいる。
さらに、海の大好きな先生ヴェレッドも双子である。
と、こんな具合だ。驚くべき双子率!

エリアナ エリアナ
ヨナタン 双子のヨナタン

これには訳がある。
イスラエルの医療技術は非常に高く、世界のトップクラス。
(例えば、カプセル内視鏡もイスラエルの技術)
不妊治療に関しては、技術と社会制度が整っていて、
日本の不妊治療と比べるとかなり敷居が低いようだ。
日本ではひどく高額な体外授精も、イスラエルの
健康保険に入っていれば、何とほぼ無料で受けら
れるのだという。

家族という単位だけでなく、国という単位でも
「人が増える」ことの価値とパワーをよく知っている、
イスラエルではそんな空気を感じたりする。

Posted by 船長
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おみやげ
「博士と船長におみやげあるよ~。」

誰かに何かを貰った時、毎度。
この、指紋がべたべた付いていたりするところが
また泣けてくる。
チョコのカロリー、心にたまる。

チョコ残し

Posted by 船長
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プリム
昨日の日没から二日間はプリム(仮装祭)。
聖書のエステル記に由来する祭である。
紀元前4世紀、ペルシアの大臣ハマンがユダヤ人抹殺を
計画した。しかし、ユダヤ人の王妃エステルの機知により
ユダヤ人社会が救われたことを祝う。

『憂いから喜びに変わり、悲しみから祝日に変わったので、
酒宴と喜びの日とする』 
               (聖書のエステル記9章)

とあるように、
プリムでは飲めや歌えの大騒ぎOK。
へべれけもOK。
普段はめったにお酒を飲まない正統派のユダヤ教徒たちも
ほろ酔い気分で派手に祝い、楽しむ。
近くにあるシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝のための教会堂)
からも、昨夜遅くピープーおもちゃのラッパのような
かなり大きな音が聞こえてきた。

鳴りもの
        エステルの知恵と勇気の活躍を描くエステル記。
        朗読中に「悪大臣ハマン」が出てくると、
        ハマンの名前が聞こえないように 音を鳴らす。
        

そしてプリムといえば仮装である。
海の幼稚園は、一昨日と昨日の二日間は仮装で登園。
教室に入ると、猫になった先生が待っていた。
迎えに来る親の中にも天使がいたり、看護婦さんだったり。
まぁ、仮装というよりほとんどコスプレ。

小学生くらいになると、少し手作りの割合が増える。
大きな「いちご」や「ATMマシーン」や「噴水」が学校に
向かって歩いていて、わくわくした。

幼稚園、今日と明日はプリムのお休み。
われらも浮かれ親子で過ごしてみようか。

プリム用の店
               プリム用のお店

ハマンの耳
       『ハマンの耳」を食べる。中はジャムやチョコ。

Posted by 船長
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思い出し笑い
最近になって、DVDをときどきレンタルしている。
日本のレンタル料金に慣れた身としては、値段の違いに
驚くが(参照:漂流博士)、これは日本が安すぎるの
かもしれない。
1本の映画が出来上がるまでの労力を考えれば、映画を
100円、200円で見てはいけないような気もしてくる。

まぁ、それはともかく、レンタル会員になったときに
上映中の映画のチケットを2枚貰った。

外国で映画を観るときには、たまに小さな決断を迫ら
れるときがある。例えば、スペイン語の映画で英語の
字幕のような両方の言語をちょっと知っている場合だ。

話している言葉に頼るか字幕に頼るか、どちらにするか
決めて臨まなければいけない。
あいまいな態度で見始めると必ず後悔する。

台詞を聞きもらすまいと一生懸命な耳のすぐ横で、
目は字幕を必死で追ってしまう。
聴覚と視覚が別方向に走り出し、脳はとっちらかって、
散漫に集中する結果、結局よく分からなくなる上に
くたくたに疲れるのがオチ。
もちろん映画を楽しむことなどできやしない。

さて、この度もらったのはフランスのコメディ映画の
チケット。字幕はヘブライ語。
いつもなら、この時点で候補から外れるはずの映画だ。
まぁ、嫌になったら途中で出ればいいのだし、
台詞にも字幕にも集中しなくていいって言うのも、
気楽でいい。

映画が始まった。
字幕も見ない。ただひたすらに映像をじっくり味わう。
途中から、すっぽりと映画の中に入って、映像の中に
溶け合っているような感覚になった。

あぁ、なんだか新鮮! 
肩の力を抜いてゆったりと映画と向き合っていると
不思議なことに、台詞や文字の言葉を通じてではなく、
登場人物一人一人から直に伝わってくるものがある。
大いに笑って、最後はほろり。
思い出し笑いをしながら映画館を後にした。
愛すべき映画であった。

調べてみたら、この映画はフランスで驚異的な大ヒットと
なったものの、日本では未公開のようだ。
それに、フランス本国でも去年上映されたばかりなのに、
早くもアメリカでリメイクされるという記事を見つけた。
主演はウィル・スミスだというから、きっとこの映画は
「アメリカンコメディ」として日本に上陸してしまうの
かもしれない。
出来上がりも見ずに言うのはなんだけど、
うーん、残念だ。

フランスコメディ
            
Posted by 船長
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そうか!
イスラエルに来て、初めて演劇を見に行った。
映画「迷子の警察音楽隊」で主役を演じた
サッソン・ガーベイ主演の作品。
(「迷子の警察音楽隊」とは一昨年、東京国際
 映画祭でグランプリを取ったイスラエル映画)

映画祭のために来日したサッソン氏の通訳を博士が
つとめた関係で「見においで」と連絡が来たのだ。

映画と違って、字幕があるわけではない。
その言葉の壁ゆえ、劇場にはなかなか足が向かずに
いたのだが、サッソン直々とあらば話は別。
劇の名前もどんな話なのかも全く分からないまま
博士と一緒に出かけた。

開演時間は夜の8時半。
劇場に入ると、予想外に、ロビーが老若男女で混み
あい熱気むんむんで驚いた。
ちょっとドレスアップした中高年の夫婦たち、
コーヒー片手に語り合っている演劇好き若者たち、
そして、クラス総出で見に来たような(多分)中学生。
おぉ~、正しい夜遊びじゃないか。

2階席までほぼ満席。
これだけ人気があるなら、よく意味が分からなくても
楽しめるかもしれないなぁ、と思いつつチケットに
書かれたヘブライ語の題名を見る。
「イッシュハゲシェム」
イッシュは男。ゲシェムは雨。そのまま訳すと雨男。

あ~っ!

パンフ


Posted by 船長
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