お気に入り
海、最近のお気に入り二つ。

一つは、私の靴。
以前からよく、幼稚園のお迎えに関して注文があった。
「コツコツ鳴る靴で迎えに来てね。」
家に戻ると、さっさと自分の靴を脱いでコッソリ私の靴を
履いている。
(土足厳禁なので、私に気づかれた時点で楽しみ終わり)

もう一つは、欲しくて欲しくて仕方がなかった懐中電灯。
手に入れたその日から、名前を書いて、肌身離さず持ち歩く。
家の中もあちこち、暗いところを探して照らしている。
眠っている時も、胸の上で握るは懐中電灯。

靴とライト

懐中電灯への憧れ、分っかるなぁ。
今でもよく覚えている。
「洗濯板が欲しい!」
これは5歳の誕生日の、私のリクエスト。

Posted by 船長
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先週のニュース。
書くタイミングを逃してしまい、もう新鮮さはないのだけど、
嬉しいので、やっぱり書いておくことにした。

まず一つは、アカデミー賞の最優秀外国語映画賞
ノミネートのニュース。
日本の「おくりびと」が選ばれたことは、もちろん、
日本を遠く離れている身としては「おぉっ!」なのだけど、
残念ながら、その映画を観ていないので、どうも個人的には
親近感に欠ける。
候補は全部で5作品。「おくりびと」と共に選ばれたのが、
テルアビブに来て、最初に観た作品で、思い入れのある
イスラエル映画「バシールとワルツを」なのだ。
(参照:もったいなきこと

その後、このイスラエル映画は東京フィルメックスで
11月に上映され、見事グランプリを獲得した。
先日、ゴールデングローブ賞まで取ったこの作品、
「おくりびと」の強敵となるだろうが、どっちでもいい、
是非どちらかに栄冠が輝いて欲しい。
外国語映画賞にニューウェイブを!

さて、もう一つ。
村上春樹がエルサレム文学賞を受賞した。
前にも少し書いたが、イスラエルでの村上春樹人気は
ものすごい。
人気だけじゃなくて、もちろん評価も高い。
博士も私も村上春樹好きなので、これには興奮。
さらに、イスラエルの新聞によると、授賞式に本人が
出席するというではないか。
えぇ~! これには受賞よりもっと興奮。
人前にヒョコヒョコでない村上春樹が、それも、
こんな時期にイスラエルに来てくれるのか。

本当なのかどうかは半信半疑なので、ぬか喜びはできないが、
博士と私、そして村上春樹の大ファンである友達エトワルちゃんは、
小さくも熱く盛り上がり、イスラエルの地で浮き足立っている。

IMG_7865.jpg
    村上春樹の下には偶然「バシールとワルツを」の記事。21日付。


Posted by 船長
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申し込み間近
「来年、どこにするか決めた?」
これが最近、クラスのお母さん達との定番の話題だ。

イスラエルでは、年長から義務教育が始まる。
海の通っている幼稚園には、年長のクラスはないため、
今年の9月からは、別の幼稚園に移らなければならない。
その来年度の幼稚園申し込みが、来月に迫った。

一昨日、子どもを遊ばせながら話をしたお母さんは、
フランス人が経営するフレンチ幼稚園に行かせるという。
言語はもちろんフランス語。
それが売りなのだ。
その後続くフレンチ小学校では、フランス語で英語と
ヘブライ語の授業があるのだという。
ちなみに、その子はイスラエル人とハンガリー人の父母を持ち、
父母ともに、フランス語は全く知らない言語なのだそうだ。
学費もかなり高額だが、後でフランス語を身につけるのに
かかる費用を考えれば同じだ、とサラリと言ったのが印象的
だった。

「ユダヤ人の母は、教育ママ」という言葉、何度も聞いたことが
あるが、私の周辺を見る限りでは、確かに教育熱心な人が多い。

それはさておき、年長のクラス。
これはなんとも変則的で(少なくともこの周辺では)、
年長のクラスまである幼稚園、年長のクラスしかない幼稚園、
年長のクラスを付属している小学校、と大きく分けると3種類。

私たちは、海が小学校の1年目の途中までイスラエルに
滞在する可能性が高いので、学校付属というのが我が家の
希望である。
調べてみたら、テルアビブ内には二ヶ所しかない。

そこで家族3人、そのうちの一つのオープンデーに行ってみた。
家からほど近い、普通の公立小学校内にそれはあった。

警備員
          門には女性警備員。銃も持ってる。

不安な面持ちで固まり、早くこの見知らぬ場所から脱出
したがる海を横目に、希望すれば入れるとの説明を受け、
我々まずは一安心。
人気のある幼稚園は、抽選だと聞いていたので、少々
心配していたのだ。

教室内

あぁ、だが人間とは贅沢なもので、
ハイ、抽選なく入れますよ、という言葉に安心したとたん、
その人気のなさがちょっと気にかかったりしないでもない。

しかし、この気持ちはきれいさっぱり振り払おう。
満足度なんてものは、結局は人間関係が最大の要素であり、
そんなものは始まってみなければ分からないのだ。うん。

いわゆる普通の、この公立幼稚園自体に、特別な何かは
ないのかもしれない。
しかし1学年上に、我が家とっての特別な存在があるのであった。

niv.jpg 


Posted by 船長
category:もの  系
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ときどき曇り
停戦して3日目め。
言葉は分かるが、実感することはできず、
停戦に乗り切れていないような私。
いまだに時々曇った心に引きずられる。

戦争が始まり、博士が「召集」された。
相変わらずの日常の生活に、突然、気を許せない
非日常の情報がドサドサと入り込んできた。

毎日そんな情報を読んで聞いて話して嘆いていたら
いつの間にか、曇りの種が私のどこかに植えられて
しまったようだ。
日に何度か、その種はむくむく動き、うううう、と
くぐもった面白みのない音で、芽が伸びた。

曇った景色。晴れない私。
これが私の戦争への反作用なのだろう。

外は、
昨日から曇っていた空に、光がさしてきた。
よし、もう私も晴れてスッキリしよう。

水たまり


Posted by 船長
category:徒然  系
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バクダン
「これは何?」と聞かれ、最近答えた言葉「バクダン」。

しかしそれを娘が口に出す機会は、幸運にもあまりなく、
ニュースの映像で見るばかりだった。

そんな折、一緒に見ていた篤姫で、薩英戦争が始まった。
ニュース以外で見たことのなかった爆弾の映像を前に、
真剣な眼差しで問う娘。

「どうして篤姫にも “バカボン” がでてくるの?」

あぁ。
これが私のビタミン海(sea)なのだ。


Posted by 船長
category:娘   系
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無駄づかい
戦争中の国にいる。

先月の27日に空爆が始まり、2週間以上が経過した。
我が家では博士と過ごす時間が激減し、遅い帰宅後も、
笑いのないこの話題に、大人2人は時間を費やして
しまう。

とはいっても、私たちの住むテルアビブの生活は、
申し訳ないくらい、一見なんの変わりもない。
セール中のショッピングモールは買い物客でにぎわい、
子どもたちは以前と同様、元気に遊びまわっている。

直接的な影響はなく、日常は平穏。
初めのうちはそう思って過ごしてきた。
しかし、地上戦が始まり、さらにそれが拡大した事によって、
私の中での、戦争との個人的な距離が、大きく変わって
しまった。

大切な友人たちも召集され、もはやこの戦争を
他人事とのん気にとらえることは、できなくなった。
時折、急に友人たちの顔が目に浮かび、胸が苦しくなる。

「地上戦になったら、時間と命の無駄づかいだ」
空爆開始後のダニーの声が耳に残る。

今や、そのダニーも、モシェドゥロンも危険な
前線部隊にいる。

戦争中なのだ。


Posted by 船長
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無邪気に走る
最近、仲のいい男の子がいる。私ではなく海である。
名前はヨエール。

迎えに行くと二人で手をつないで、まだまだ一緒に
いたがることも多くなったので、少し家は離れているが、
『プレイデート』(というらしい)を今週2回。

最初はヨエールの家へ。
ハヌカにあわせて、おじいちゃんとおばあちゃんが
ちょうどニューヨークから遊びに来ていて、
笑顔で私たちを迎えてくれた。
お兄ちゃんとお姉ちゃんもいる家、人の温もりで
ほかほかする中を、二人は子犬のように走り回った。
昨日は、幼稚園からヨエールと海を車にのせて我が家へ。
小学生の兄姉の習い事などで多忙なお母さんには、
ゆっくり後で迎えに来てもらう。

yoel.jpg
               真ん中がヨエール

ホームなので、海は積極的にリード。
何して遊びたい?パズルで遊ぶ?粘土で遊ぶ?
それともかくれんぼ? 
『○○で遊びたい』
○○には、子どもならではのおかしな言葉を
ドンドン入れて2人で笑っている。

ほとんどわからないヘブライ語である。

言葉の意味を尋ねる私に、最初は「ヘビだよ。
てんとう虫だよ。おしりだよ。パンツだよ。」と
答えていた娘も、そのうちに「自分で考えて」と
ツレナイ態度になってきた。

海の世界の言葉と、私が覚える単語は重なって
いない方が、圧倒的に多いことを痛感。
ウルパンの授業に出てくる単語とは
「銀行口座、家賃、ビジネス、上司、選挙、過去形etc」
子どもには必要のない言葉ばかりだ。
最近多いのは、ミサイル、爆破、重傷など、
子どもには関係のない言葉であって欲しいものばかり。

使う言葉が違うということは、子どもの世界と
大人の世界、実は重なってない部分がほとんど
なのかもしれない、そんな思いにハッとした。

Posted by 船長
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誕生会
お気に入りのワンピースを着て、ブレスレットを
腕に、笑顔で幼稚園へ向かった。

教室に入った途端、恥ずかしいが嬉しいを飲み込み、
視線は斜め下で固定。みんなの注目が落ち着かず、
私の手をぎゅっと握り、顔も体も柔軟性は限りなくゼロ。

そんな海を主役に、会は進んだ。
みんなから絵をプレゼントされたり、歌を歌って
もらったり、母と、父と、そして男の子達と踊ったり。

子どもって楽しくなきゃ踊らない。気持ちに心底忠実で
やりたいようにやって、ハッピーこの上ない。

その後、クラスの子どもたちが一人ずつ、海のところまで
祝福のハグ(抱擁)をしにきてくれ、親としては一気に
クライマックス。

言葉も分からず飛び込んだ幼稚園、今では当たり前の
存在として認識されている、その当たり前に胸が熱くなる。

踊っている時以外は、ほぼ一貫して困ったような表情を
浮かべ、主役から解放されたいように見えた海。

「今日は、すっごく楽しかった!」夕方帰宅するなり喜びを
全身で表現し始めた。
誕生会では変化球ばかりだった娘、ホームでは直球勝負だ。
よしよし、どんどん投げよ。どんな球でも取ってみせましょうぞ。


さて、5歳の誕生会は2日前に終えたが、今日が娘の誕生日。
夜、ささやかに2人で祝う。
「誕生日おめでとう。」
「ありがとう。もう6歳になっちゃったんだね。」


Posted by 船長
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イベント準備
明日は、海にとっての一大イベント。
幼稚園で海の誕生会があるのだ。
誕生日には2日早いが、博士が参加できるよう
日曜日にしてもらった。

誕生日会では、誕生日の子が主役であり、同時に
ホストである。
ケーキやお菓子を幼稚園にもって行き、飾り付けをし、
クラスに本を1冊プレゼントする。

1ヶ月ほど前までは、誕生日の子からクラス全員に
一人ずつプレゼント(おもちゃ)を渡さなければ
いけなかったのだが、先月から「それは無駄だ」と
いうことで、みんなで読める本に変わったのだ。
タイミングの良い、喜ばしい改善だ。

海折り紙

箱

輪

お菓子

ウキウキ気分で明日が待ちきれない海。
準備を手伝いながらも、浮き足立っているのか、
何もないところで滑ったり、風船を追って転んだり
している。そして、転んでも嬉しそうに笑ってる、
まるで酔っ払いだ。

明日はきっと、みんなが誕生日の歌を歌ってくれ
たりするのだろう。
とっても恥ずかしがり屋の海、明日もほろ酔い気分で
過ごせるかしらん。

もりのえほん

Posted by 船長
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