5773年
イスラエル、今日の日没から新年 5773年です。

2008年にイスラエルに来てから
イスラエル、日本、イスラエル、日本、と
新年を迎えること、はや9回目。

年頭に、心の中にかかげる小さな誓いも9回目。
一年を振りかえり、この先の一年を思い巡らす機会が
年に2回あるのは、いいものだ。(忘れっぽい私には特に)


日本でおせち料理を食べるように、
ユダヤ新年に食べるものがある。
りんごと蜂蜜・・・甘き良き年になるように。
ざくろ・・・子孫繁栄、実がたくさんつまった年になるように。
魚(の頭)・・・年頭に因んで。尻尾ではなく頭になるように。

普段はそれほど忙しくない魚屋さんも今日は大賑わい。

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周りの人々の温かさに感謝しながら
今年も、健康で明るく過ごせますように。

Posted by 船長
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『 イスラエルを知るための60章 』
イスラエルに住んでいるので、時々聞かれる。
「イスラエルってどんな国?」
「イスラエル人ってどういう人?」

難しい質問である。
うーん、難しくて答えられない。
しかし、そう思う反面、知って欲しくてたまらない気持ちもある。

イスラエルの場合、ニュースや活字になる情報が非常に偏っているので、
人々の「普通の生活」や国としての「普通の側面」が知られる機会が
なかなかないなぁ、と常日頃から思っていた。

「争い」という切り口で切りとられていないイスラエルという国を
知って欲しい。
そんな私の小さな願いがかなう本が出版されました。

詳細は → こちら

60章


博士が映画、年中行事、移民など合わせて10章と
ワイン、村上春樹エルサレム賞の2つのコラムを執筆し、
私も表紙写真ほか写真でひょこひょこ参加しています。

難しすぎず、それでいて1章ごとが中身の濃いとてもいい本に
仕上がっています。

少しイスラエルのことを知りたいな、と思っている人に
こういう本を読んでもらえると思うと本当に嬉しいです。

Posted by 船長
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さまざま
友人が来たのを機に、博士と私も旅行者気分で
イスラエル国内とベツレヘム(ここはパレスチナ自治区)を歩いた。

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超正統派のユダヤ教徒が多く住む地区、
メア・シャリーム。
博士は10年ぶり、私は初。
ハイテク先進国のイスラエルにおいて、この地に住む人々は
パソコンもテレビも一切排除した生活をしているのだという。
彼らの生活には映画という文字もないが、
まるで映画のセットの中に入ってしまったようだった。

その直後に向かった先は、パレスチナ自治区のベツレヘム。
車でわずか20分ほどの距離。
イエス・キリストが生まれたとされる町である。
3日前に、聖誕教会がパレスチナ初の世界遺産に登録されたばかり。

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        聖誕教会の中。イエスが生まれた地下洞窟に並ぶ人々。

すぐ近くの市場。
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          おじさんたちにこにこ
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          少年たちも興味津々
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そして、でたー!
パレスチナ自治区名物の 『スタバ』 で休憩! 
うふふふ。

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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を行ったり来たり。
こんな風に隣り合って
さまざまな人がいて、さまざまな暮らしがある。
それぞれの拠り所をもち、それぞれの思いがある。

そして、さまざまな、それぞれの幸せもある。
(と信じたい。)

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Posted by 船長
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世界でいちばん優しい街
ウルパン(ヘブライ語の学校)で仲良くなった
アメリカ人のエミールに初めて会った日のことだ。

1週間前にイスラエルに到着したエミールは
2週間前に脚本家のイスラエル人と
カナダで結婚したばかりの新婚さんだった。

休み時間、エミールと演劇の話題になり、
その流れで、脚本家の「奥さん」の話になった。
休み時間が終わり、教室に戻る途中で
エミールは少しだけ小さな声で言った。

「船長、あのね、うーんと、僕のパートナーは
 sheじゃなくて、heなんだよ。」

その後、エミールも言っていたが、
テルアビブは同性愛者には暮らしやすい都市のようだ。
確かに私の陶芸仲間にも何人かいるし、近くの通りでも
手をつないだ男性のカップルはよく歩いている。

2012年、テルアビブはゲイの旅行者にとって
「世界でもっともゲイに優しい街」にも選ばれた。
(ちなみに2位はNY、3位はトロント)

そして毎年この時期には、テルアビブ市が主催の
数万人が参加するといわれるゲイパレードがあり、
映画祭などゲイ関連のイベントも数多い。

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         政権政党リクードのゲイ支援グループ

      
娘の隣のクラスには、両親が「母と母」という子もいるが、
海も他の子どもたちも「へぇ、そうなんだー」くらいの
静かな反応で、自然に受けとめているように見える。

髪の色も肌の色も出身の国も話す言葉も
いろんな人がいる。
当たり前にいろんな人がいて、いろんな考え方がある。

私の思うイスラエルの魅力の一つである。

Posted by 船長
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祭りが終わって
出エジプト記にまつわる重要な祝祭、ペサハが終わった。

ペサハを簡単に説明すると
神がエジプトにわざわいをもたらしたとき、
ユダヤ人だけを「過ぎ越し」たという伝説に由来し、
エジプトで奴隷だったユダヤ人がモーゼに導かれ、
エジプトを出て自由の身になったことを祝う祭りである。

 (関連記事:「ペサハ」「ペサハの晩餐」

今年は学校が3週間近く休みになり、
3月中に休みに入った海は、昨日久しぶりに登校した。

その間、日本から友人が我が家に来てくれた。
フルマラソンを走る彼は、テルアビブマラソンに合わせて
飛んできて、6日間滞在した。

博士も休みを取って4人でずっと一緒に
わはわは言いながら、わいわい過ごし、
あっちこっちがよじれるくらい笑った。

人生の中で6日間なんて、
カウントできないくらいの日数だけど、
心の中に何かが生み出されたり、
ほわっとした変化がおきたりするには
充分な時間でもある。

6日間もいると、言葉で交わす以外のことが
いろいろわかったり感じとれたりもする。
もののとらえ方とか感じ方とか、波長とか、
周りにあるものとか、もっと中にあることとか。

友と過ごす間に、私の中に大事な箱が
一つ増えた手ごたえがあった。

6日間の祭りのような日々が終わり
友は帰ったが、私たちの心に残った。

大事な友だちを前よりもっと好きになるって、
心がほかほかして、いい気持ちだ。

Posted by 船長
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