きぼう
先月からずっと楽しみにしていた講演会が昨日あった。
自分とは全くかけ離れた職業で
仕事をするのも遥か遠い場所。
うわー。

日本広報文化センターに来てくれたのは
大西宇宙飛行士。
大西さんは2016年の7月7日七夕の日から
約4ヶ月間、宇宙に滞在した宇宙飛行士で
その時の体験をスライドと映像を使って話してくれた。

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            真ん中の左下 Japanと書かれてあるのが
            日本実験棟「きぼう」

聴衆は日本人と外国人が半々くらい。
平日の夜だったからか、子どもが少なくほとんどが大人だった。
「次の世代に宇宙に対して興味関心を持って欲しい。
 子どもたちに伝えていきたい」
と何度か口にしていた大西さんの話、
大人の私も前のめりに聞きいったが
子どもたちだったら実際に何か大きなきっかけに
なるかもしれないんだな。
なんとも夢のある話だ。
(でも子どもが少なかったからもったいない)

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            一番大変だったのはトイレ。
            尿は処理されて飲み水になるとのこと。

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            キャプテンによる船内バーバー。
            思っていたより短くなって苦笑いだったそう。

質問コーナーには多くの人が手を挙げた。
運良く指名された娘の友達(イラク人)の質問は
「火星ではなくて、月に焦点を当てているのはなぜですか?」
大西さんの(個人としての)答えはこうである。
「国際宇宙ステーションに滞在した4ヶ月の間
 一度も怖いと思ったことはなかった。
 その理由は窓の外を見ると すぐ近くに大きな地球が見えたから。
 もし火星に行くとしたら、地球はただの小さな点になる。
 どういう精神状態になるかわからない。
 将来的に火星にいくことを目指しているが、
 そのためには一歩一歩進んでいかなくてはいけない。」
ということだった。

宇宙飛行士の実感がこもっていた。
ちょっと意外だったのは、現在の科学技術でも
月にいくことはまだまだ大きなチャレンジなのだということ。
そうなんだ。
(月面着陸した宇宙飛行士は現時点で12人)

「次の目標はなんですか?」
これは残念ながら指名されなかった海の質問。

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谷口博章さん
先月、ボストンマラソンで川内選手が優勝した。
アフリカ勢の優勝が続くマラソンで
日本から来た公務員ランナーの快挙は
アメリカのメディアでも大きく取り上げられた。
来春からはプロに転向するとのこと、ますます活躍してほしい。

さて、こちらワシントンDCでは
公務員ランナーならぬ公務員ピアニストの話題である。
昨年8月、ワシントン国際ピアノアーティストコンクールで
(世界中のアマチュアピアニストが集まるコンクール)
1位に輝いた谷口博章さん。
その谷口さんが西宮市の職員、つまり公務員ピアニストなのだ。

優勝者は翌年、ワシントンでソロコンサートを開ける。
先日、そのコンサートがあり 家族で行ってきた。

会場に着き、谷口さんに挨拶をした。
蝶ネクタイの礼装姿がビシッと決まっている。
柔らかな顔からいい緊張感が伝わってきた。

1曲目が終わり、谷口さんが立ち上がってマイクを握った。
お礼を述べた後、東日本大震災のことを少し話した。
谷口さんは震災の翌月に市役所職員として
南三陸町に2週間派遣されたのだそうだ。
そして最終日の業務終了後にミニコンサートを開いた。
谷口さんからいただいたチラシに、その時の写真が載っていた。
コンサート用の服ではない、スーツでもない、
作業着の上に反射テープが付いたベストという出で立ちでピアノを弾いている。

その直後に弾いた「ふるさと」。
胸にしみた、これは。

続くショパンのノクターン第13番や最後のリストの伝説第2番など
壮大な曲に会場は大いに盛り上がり
拍手と笑顔につつまれた温かいコンサートだった。
「今までで最高の出来でした。」という高揚した声、
喜びと輝きに満ちた谷口さんの表情が忘れられない。

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               谷口さんからいただいたチラシ。
              
現在も南三陸支援の
チャリティーコンサートを続けている谷口さん。
これからも応援しています。


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ユータ・ワタナベ
スポーツ観戦をしていれば幸せな私。
一昨日は大学バスケを見に行った。
応援するジョージ・ワシントン大学のエースは、
なんと日本人の渡辺雄太くんなのだ!
身長は206cm。
両親ともにバスケ選手だったというサラブレッド。

試合は72 対 56 で勝利し、
そのうちユータ・ワタナベは31得点。
ものすごい活躍!

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長身を生かした得点力だけではなく、
動きがよく、守備力も高いところが渡辺雄太くんの魅力。
選手の動き全体がよく見えていて
チームをぐいぐい引っ張る絶対的なエースだった。

この日はホームでの最終戦。
会場は Yutaコールで沸いた。
ぜひ、このスタンディングオベーションをみてほしい↓
https://twitter.com/twitter/statuses/969031598162112512

今年で大学卒業、今後も大いに注目だ。

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小さいとは
世界中どこでも
小さな人たちは、見事にかわいい。

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「毎日見ていても飽きない」とよく言われるが
まさにその通りなんだと、
娘が生まれて初めて知った。

小さな人と暮らしていると
それまでより小さなものに気づくようになった。
蛇だって蜘蛛だってハイエナだって
小さな彼らはとてもかわいい。
小さい=かわいい、と言い切ってしまいたい。

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そして、大きくなるとそれなりになる。
人間も同じ。

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仕立て屋さん
もう2年も前になるが
初めて博士がシャツをオーダーメードした時のこと。

ガーナでの仕立て屋さんは日本の美容院や歯医者のようだ。
探さなくてもあちこちで目に入ってくる。
しかし、腕と相性の両方がよい仕立て屋さんを見つけるのは
そう簡単ではない。
それもきっと日本の美容院や歯医者と同じだ。

飛び込みで試してみるのも時には楽しいが、
気に入った生地や限られた時間の時は
友人の口コミがあると安心だ。
誰かが格好のいい服を着ていたら、
その人にどこで作ったのか尋ねるのが一番いい。

「かなりごちゃごちゃしたローカルな場所だけど、、、」
そう言いながら教えてもらった仕立て屋さんに
数日後、博士と二人でドキドキしながら向かった。

地元の人たちが「アクラのセンター」と呼ぶ地域。
ひっきりなしにクラクションが鳴らされ、
人もバイクも車もひしめいている。
もはや、どこが車線なのかもよくわからない。
バイクがすれすれに脇をすり抜けていく。
対向車が目の前からやってくる。
仕立て屋さんのあたりに来たが
車を停める場所などどこにも見当たらない。

ずいぶんと離れたところになんとか車を停めて
仕立て屋さんへと歩く。
車の中で感じたあの喧噪も危なく見えた雰囲気も
一歩外に出たとたん、不思議と気にならなくなる。
じぶんもその光景の一部になるのだ。

教えられた通りに
人々で賑わう軽食屋の前で電話をすると
仕立て屋さんが迎えに来てくれた。
彼の後について人をかき分け
軽食屋のわきの細い通路を入っていく。
ちょうど軽食屋の裏が仕事場、そして家だった。
家といっても、奥行きがわずか2、3メートルの細長い部屋。
そこに何人で暮らしているのかわからないが、
割れた窓ガラスをのぞくと大人が一人、中で寝ていた。

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持ってきた生地を渡し、シャツを注文すると
首から下げたメジャーを博士の肩幅や腕にあて
小さなノートに数字を記入した。
私のスカートも頼みたかったが
男性の服しか作らない、とのことだった。

ほんの5分ほどのやりとりだったが、
その手さばきと穏やかな口調、心地よい音のミシンから
長年仕立て屋として生きてきたおじさんの人生の一端が
しずかに溢れ出ていた。

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3日後
博士念願のシャツ、第一号が出来あがった。



Posted by 船長
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