バラの応援
先日、お花が届いた。

この思いがけぬ贈り物に、
花屋さんが帰った後も花束を抱えたまま
どうしていいのかわからず、
部屋の中をあっちこっちうろうろしてしまった。

最近時々、写真を撮ることを頼まれるようになり、
この花束はその写真を気に入ってくれた家族が
贈ってくれたものだった。

rose04.jpg


私の大好きな色。
ふわっと香るやわらかくて甘い匂い。
あぁ。
「バラの香り」とはよく聞くけれど、
私は今まで、こんなにゆったりとバラの香りに
気持ちを寄せたことはなかったなぁ。

カードに書かれたあったかいメッセージが
心にしみた。

写真を撮ること。
この先、下を向きそうになったときは、
この花束を思い出して前を向こう。

躊躇なく大きく大きく開くバラ。
花であることを楽しんでいるようなバラ。
バラの姿を眺めながら、
私の背筋もピンと伸びた。



Posted by 船長
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マザール
「なんてエネルギッシュ。 笑って元気になった!」
今年2月、コンドルズ公演の後、笑顔で言ったマザール。

 (参照: 「おばあちゃん」 )

10日前、私たちのイスラエルのおばあちゃん、
マザールに会いに北部の村へ向かった。

「ご飯の用意はできないけど、待ってるよ。」
その数日前、電話口で嬉しそうに言ってくれた。

私たちが到着する2時間ほど前に、
マザールは病院に運ばれた。
そして数日間のうちに、
灯が穏やかに、しかしどんどん小さく弱くなり
そのまま天にのぼっていってしまった。

昨日、北部の村に行った。
マザールの家はあるのに、マザールはどこにもいなかった。

「海が来るから牛乳買っておいたよ」
「船長のための塩なしアーモンドはこっちだよ」
にこにこした顔が浮かんできて
マザールがいなくなってしまったのは本当なんだと
ずしんと実感した。
涙が止められなくなった。

マザールの希望で、
お葬式ではお祈りもなく
家族や友人などの言葉もなく、
マザールが書いた手紙だけが読まれ、
マザールが選んだ歌が2曲だけ流された。

2曲目の歌は、海もよく知っている
子ども向けの楽しい歌だった。

マザールがあふれていた。

マザール、どうぞ安らかにお眠りください。

mazal.jpg
      3ヶ月前、これが最後の写真となった。
      私たちの心の中で、いつまでも笑顔で生きています。



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スカイウォーカー
「ねぇ見て、あの人ふわふわしてる」

娘の指さす方向には、不思議な歩き方の人がいた。
3人でじっと目を凝らした。
しばらくするとその人は歩くのをやめて仰向けになった。

「あれ、浮いてるよね?」

2年ほど前、海辺での出来事だ。

海に行くたびに時々思い出していたあの男の人。
先週、また出会えたのだ。
日も沈み、そろそろ帰ろうかという頃、やって来た。

今度はもう少し近寄ってみた。
おぉ。わぁ。

すると、海が手招きされた。
海に続き、私も博士も教えてもらう。
「一点を見つめて、体を軽くして鳥になるんだ」

skywalk01.jpg

日本にも何度か訪れたことがあり、人が温かくて
とても居心地がよかったというハガイ。
本職は生物学者である。



Posted by 船長
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香川真司選手
2週間前(4月11日)のイスラエルの新聞に、
ドイツでプレーしている香川選手の記事が!

ヘブライ語ですが → こちら

大活躍していることはネットの新聞等で知っていたものの、
日本でもなく、ドイツでもなく、
遠く離れたイスラエルでこんなに大きく
取り上げられるとはすごい!

香川選手のプレーは、スピードもキレもあって
見ていてとてもワクワクする。
今年は大事なところで数々のゴールを決め、
チームの優勝に大きく貢献したんだねぇ。

昨シーズンはずいぶんと怪我で苦しんだ香川、
今シーズン最後の試合、感動して試合中に
泣きそうになったという。

その言葉から、
海外で我慢し努力し奮闘してきた姿と
周りの人たちとのいい関係が思い浮かんで、
私もちょっと泣きそうだ。


Posted by 船長
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パンではあらねど
1週間前にペサハは終わったが、ちょっとペサハの話。

今年は6日の日没から13日の日没までがペサハだった。
その期間、小麦粉製品や発酵するものは食べてはいけない。
だからパンもパスタもビールも店頭から消える。(隠される)

我が家はそもそもこれを守っていないので、
普通どおりの食事だが、
うっかり買い忘れていたカマンベールチーズは
ペサハ前後の数日は売られていなかったため
2週間ほど食べられなかった。

食事規定を守っている人達は何を食べるのかというと
ペサハと言えば、マツァーなのである。

マツァー
     出エジプト時、パンを発酵させる時間などなかったのでクラッカー状

マツァーは、まずいわけではないけれど、
塩も入っていないので、味がない。

そこで、こんなものも登場する。

パンみたいなもの
     ぺサハ期間、マクドナルドもこの「パンみたいなもの」を使用

パンみたいなもの。
今年初めて食べてみた。
うわっ、なんだ、これっ!
見た目パンなのに、生まれて初めての食感。
「どら焼きの皮」と「麩」の中間みたいな歯ごたえで
少しツルリとした感触がある。味は甘い。

うん、パンじゃない。
パンみたいなものは、パンじゃない。

これは、パンだと思って食べると、
少々文句が出るかもしれないが、
パンと比べてはいけないのだ。
マツァーと比べなきゃ。
マツァーと比べれば、「ほぼパン」に格上げだ。
いや、もう思い切って「パン」といえるかもしれない。


パン → パンみたいなもの  ではなく

パン → マツァー → パンみたいなもの  

「マツァー割り込み作戦」
こういう一手は、日常生活にかなり大事な意味をもちそうだ。

Posted by 船長
category:食べもの系
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